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絆の森

かねやま絆の森 第11回「下刈り」活動(その3 森のオカリナコンサートとベンチ作成)

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いよいよ、かねやま絆の森がお届けする「森のオカリナ コンサートin マルコの蔵」 開演です。
オカリナ演奏:オカリ~ナかづき / ギター伴奏:みさわ つとむ(山形ゼロックス)
演奏曲:小鳥、赤いスイートピー、ハナミズキ、秋桜、君をのせて、ノルウェーの森、トップオブザワールド、etc

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まずは腹ごしらえです。今回初めて金山町役場周辺の街並み散策をしながら、参加者達が好きな飲食店で昼食をとりました。金山町では観光客の方に「金山応援団」というパスポートを発行してくれます。さっそく、入国審査さながらパスポート交付を受ける参加者。初めての経験、なんだかワクワクします。

11-51.jpgこのパスポートは、金山町民以外で、金山町を愛してくれる方なら誰でも交付してもらえるそうです。これを提示すると金山町内のお店で割引等の特典があります。また、一度発行してもらえば、次からプライベートで来た時にも使うことができます。これで今日から私達は金山応援団の一員になりました。
パスポートと散策マップを渡された参加者。どのお店に行くか、お昼ごはんの作戦会議です。

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昼食をとり、集合会場に集まって来た皆さんの手には、限られた時間をフル活用して買い集めたお土産の名産品やお菓子。今まで金山町には何度も来ていたのですが、お店に入って食べたり買い物する機会が設けられなかった分、今回は皆さん自由に散策できて大変満足されたようでした。

11-52-1.jpgこちらが午後の活動会場、マルコの蔵です。
マルコの蔵は、金山町が町ゆかりの旧家から寄贈を受けた土蔵2棟を改修して、「街角交流施設」と「街角交流広場」に整備され2013年7月1日に本格オープンを迎えました。金山町役場の斜め向かい、まさしく町の中心にあり、活動の拠点として町の発展のため有効に活用される予定です。
この日は一般開放前でしたが私達の相談を受けた金山町産業課さんが掛け合って下さり、快く利用させていただけることになりました。

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前日まで森のコンサートのチラシを作り、役場や三英クラフトさんで地域の方にも声を掛けていただきました。三英クラフトさんのご家族も、足を運んで下さったようです。息子さんが、お友達を連れて遊びに来てくれました!

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あらためて会場を見ると、私達参加者のほかに地域の方々、そして観光客の方と本当にたくさんの人の姿があります。夢のコンサート、ついにこうして実現ました。共感でつながる人々がこんなに大勢集まってくれました。三英クラフトの森部長と、「いやぁ、絆の森の活動もついにここまで来たね。なんだか半分、夢を見ているような光景だね」と話しました。

11-60.jpg「マルコの蔵の白と青空がとても綺麗で、オカリナのかづきさんもとても気持ち良さそうでした。オカリナとギターと蔵と青空が融合していて、今でもハッキリと思い出せます。あの場所と時間がとても穏やかで贅沢でした。」と参加者。

オカリナといえば王道の「コンドルは飛んでいく」も演奏されましたが、曲が終わって、ふと、空を見上げるとコンドル...風のトンビが、マルコの蔵の上を旋回していました。オカリナの合図に仲間が集まってきたようです。

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コンサートが終わり、金山杉材のベンチ作りがスタートです。森林組合さんに相談してみたところ、参加者が組み立てるベンチキットを準備して下さいました。「山形ゼロックス30周年と、かねやま絆の森の活動記念として、町に残るものを贈りたい」という私達の希望を形にしてくれた金山町産業課さん、金山町森林組合さん、ありがとうございました。

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今日、初めて一緒に活動をしてくれる「緑の少年団」の子供達。少し照れながらも一人ずつ、きちんと自己紹介をしてくれました。子供達とは一緒にベンチの組み立てをしたり、マイ箸作りにチャレンジします。金山町森林組合さんが講師になり、工具の使い方、組み立てる手順などをレクチャーしていただきました。

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専用の工具や作業台などは、森林組合のご厚意ですべて貸していただいたので初心者でも安全で作業がしやすく、非常に助かりました。
さっそく、子供達も工具を使ってチャレンジです。ペアを組んだ参加者のアシストもあり器用にネジを締めていきます。様々な工程を経てやっと一其完成。後ろで見守る参加者の優しい表情も印象的でした。
出来上がった7基のベンチは地域の交流などに利用していただけるよう金山町に寄贈します。

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(参加者アンケートより)
--町にベンチを寄贈するにあたって、金山町へコメントを添えてください---
・一生懸命に作ったベンチです!長くながぁ~く使っていただけたら嬉しいです。オカリナとギターのコンサートがとてもステキだったので、音楽会で使っていただけたら嬉しいです。来る度に金山町が好きになります。これからもっと好きになれますように。
・観光スポットにさりげなーく置いてほしいです。本当は銘入れでもしたかったのですが(笑)山形の小京都目指して頑張ってください!景観と趣のある町並み。いつもリフレッシュ出来ます!
・金山の小学生が可愛かったので、小学校とか子供が集まる所で使って欲しいです。

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(参加者アンケートつづき)--町にベンチを寄贈するにあたって、金山町へコメントを添えてください---
・一人でも多くの人に座ってもらいたいです。町の古いようで新しい雰囲気、すごく好きです。
・ぜひまたコンサートで使用していただきたいです!
・町の方々が観光客に慣れていらっしゃる感じがします。このままきれいな町でいてください。ベンチ、我が家にもほしいと思いました。
・ベンチはやはりお年寄りに使って欲しいです。イベントだけでは無くバス停とか。金山の景観がとても好きです。10年前位に来ましたが何も変わっておらず、安心しました。

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空いた時間でマイ箸作りを体験させてもらいました。削り方の見本を見せながら、手伝いながら子供も大人も一緒になってマイ箸を上手に作ることができ楽しい時間を過ごしました。
どんな子供達と会えるのかドキドキでしたが、本当に素直で元気で、めんこい子供たち!子どもは地域の大事なタカラモノです。

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次の日のイベントから、さっそく私達のベンチが大活躍したと、三英クラフトから連絡をいただきました。
地元の方々がマルコの蔵で市場を開いたそうです。ある時は商品を乗せる台になり、ある時は来場した人々が腰を下ろして休憩するなど。さっそく買い物にきたお客様がベンチに腰かけながらお店の方と話しています。こうしてお客様が立ち止まりコミュニケーションが生まれる事こそ、地域が元気になる第一歩です。私達のベンチが、人々の絆をとりもつ役目を果たしてくれたようです。

更新日: 2013年08月02日