絆の森
かねやま絆の森 第4回(その4 そば打ち体験で交流)
午前のキノコ植菌を終え、午後は地元のかあちゃん達が運営する「谷口がっこそば」で、「そば打ち」を教わりました。
谷口がっこそばは、廃校を上手に再利用して地域の活性化をはかり、今や大人気の観光スポットとなりました。この日も、大広間(当時の体育館)にはほぼ満席のお客様が。宿泊しながらの体験メニューも多く、県外や首都圏から訪れるファンが多いそうです。
分校の中は当時の面影がそのまま、子供たちの昔の風景が見えるようです。
そば粉は地元、金山産。ここ、がっこそばで粉を引いています。
かあちゃん先生によると、その日の気温や湿度で水の量を変えているというお話で、そば打ちも奥が深いと感じました。エプロン&作務衣姿もバッチリ似合ってます、真剣に水の加減をチェックする参加者。
同じテーブルで「お隣同士の山形丸魚さんと、楽しく会話しながら作業ができました。」と喜んでくれた参加者。
お互いの様子を探るうちに、自然な会話から、時より笑い声も聞こえてくるように。
よその出来栄えが気になって偵察に行ったり、隣チームと見比べて盛上がったり。
最初は緊張していた参加者の皆さんたち。次第にワイワイ、盛り上がってきました。
朝からガイド役をかって出て下さった、金山町役場の新担当者さん。「こうやって、こうこう」。慣れた手つきで参加者にレクチャー。
他のテーブルもまわっていただき、参加者がとても楽しそうでした!初めての絆の森でしたが、すっかり輪の中に溶け込んで下さいました。
もう一つ、新しい出会いといえば、山形丸魚の新庄営業所からもお一人様、この活動に参加して下さいました。すっかりそば打ちのコツをマスターし、他のテーブルにも助け舟を出してくれました。常務から「来年、山形丸魚の谷口がっそこば営業所でも作ろうか。」とお墨付きをいただいてました。
当社の社員もすっかり馴染み、なんだか初めて会った気がしません。最上総合支庁さんも打ち粉役で奮闘いただき、チームワークよく出来たと喜んでいました。
最終工程の「そば切り」に入ると、参加者の顔は真剣そのもの。写真右のお子さんは、昨年からお世話になっている役場の方の娘さんです。お休みの日にもかかわらず、小さな応援団を連れて、私達の様子を見に来てくださいました。
そばの切り方は、そのチームの個性そのもの。一番きれいに、美しく仕上げていたのは、森づくり支援センターさんでした。とても繊細で、のど越しの良さそうなそばでした。
「今回はつなぎ二割の二八蕎麦を作りましたが、我々のチームワークにつなぎなど必要ありませんでした。
絆100%の、十割絆そばが完成しました。
(蕎麦だけにウマいことを言いました)」
と参加者。
各チームで切ったそばは、名前を書いて厨房へ運び、かあちゃん達が絶妙のタイミングで茹で上げてくれます。どんな格好でも、自分で打った蕎麦は誰のよりもおいしかったです。
最後に、本田室長より、山形ゼロックスのCSRについて少し話をしていただきました。
もし災害などを受けても、地域と行政と企業、そして企業同士が、日頃から関係性を持っていれば復興も早い。皆さんは、かねやま絆の森活動でそうした役割も持って活動しているんだよ。と。(自分の活動が、地域との絆をつないでいるんだなぁ)しみじみと、参加者は活動の意義や、やりがいを感じてくれたようです。実践の場でこうした話をすることができて、またCSRの理解が深まりました。
-----今回の活動で見つけた、あなたの「タカラモノ」は?(キーワードで)-----
・金山町役場周辺の、散歩コース。一度ゆっくり歩いてみたい。
・大美輪大杉の森の空気
・金山町産業課 担当さんのファンになりました!
・生きてるってことの実感。
・普段、面と見て話せない人との交流が一番のタカラモノになります。
・再会。笑顔。助け合い。譲り合い。
・少し遅い春をやっと感じました。
・キノコです。にく丸(しいたけ)と、森2号(なめこ)、来年まで元気においしく育ってね。
・頑張ろうという自分の気力。地域を大切に思う強い気持ち、活性させようというアイデア&行動力が町や村を支える大きな要である。
・毎回変わんないけど、広がっていく笑顔と、自然なみんなのふれあい
・駐車場に桜が1本、まだ命いっぱいに咲いていた。春は必ず来るんですね。復興の希望を感じました。
・チームワーク!(前回も書いたような・・・)
・何年と一緒に仕事をしてきた仲間ですが、仕事では分からなかった良い部分を沢山知ることが出来ました。
更新日: 2011年06月14日