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絆の森

かねやま絆の森 森で働く人々

いよいよ、明日、第1回目の開山式を迎えます。
昨日は現地で所有者の三英クラフトさんと打ち合わせをしました。
お互いに本番はこれからなのですが、まずはここまで無事に準備が進んで来たことに感慨深いものが...。

どちらの所有者にもあるかもしれませんが、今回の絆の森を引き受ける時に、やはり葛藤が
あった事を打ち明けて下さいました。
今まで、いろいろな団体を受け入れてみて、中には残念な気持ちになることや、疑問に思うことがあったとの事。
今回は、企業の森づくりという、どこまで気持ちがあるのか分からない相手。
通常の業務の他に、こうした仕事を受けるのは、やはり現場の方には不安があったそうです。

ところが今は。と、話は続きます。
「環境配慮という時代の流れで、森と森を守る人間に対して、理解してもらえる機会になるという気持ちに変わった。絆の森でいろいろな交流ができることで、多くの人に、山で働く者への理解が生まれてくれたらいいと思う。我々は金山杉だけでなく、林業全体に対する理解が一番嬉しい。林業をやっている若い人間たちの自信にもなり、誇りにして欲しい。」

この話を聞いて、森づくりももちろんそうですが、限りのある資源に対しての自覚や、それを守る人々への感謝の気持ちも一緒に、CSR活動としてお伝えしていかなければと心から感じて帰ってきました。

「開山式の会場に、片付けはしてきたけど、まだ少しごみが残っているかもしれない、申し訳ない」
と、言う三英クラフトさんに

「その方がいいです!開山式の前に参加者で一斉にごみ拾いしてから始められますので」
「私達はお客さんとして行くのではないので、準備も、後片付けも、自分達で積極的にやります」
「少しぐらいキツイ作業の方が、訪問先でお客様に報告しがいがあるので楽しみです」
と、答えた当社の気持ちが、少しずつ、伝わったのかなと(*^_^*)

私達が、蛇口をひねれば美味しい水が飲めるのも、おいしいお米が田んぼで育つのも、
里山がきれいな水にして、安定した量の水を毎日、川や田んぼに送り続けてくれているからなんですね。
日本の「食の安全」を支えてくれているのは、人が手をかける事で守られてきた、日本全国の里山です。
森もなくてはならないし、森で働く方々も、なくてはならないタカラモノです。

それでは、明日!開山式に行ってまいります。

更新日: 2010年06月04日