絆の森
かねやま絆の森 第1回開山式(大美輪の大杉見学)
6月5日の開山式も、いよいよクライマックスへ
次に訪れたのは、金山町中心部を離れて「大美輪の大杉(おみのわのおおすぎ)」の地へ。
こちらを管理されているのは、我らが三英クラフトさん!林道の入り口には「FSC認証」の看板があり、
町の人がボランティアでガイドするほどの観光スポットにもなっています。
こちらにある杉は、樹齢が280年以上もある
まさしく「日本のタカラモノ」の地です。
森に入った瞬間、しっとり、ひんやりした空気が。
「マイナスイオンを全身で感じる」と参加者たち。
空に向かって真直ぐ伸びる巨木たちに圧倒された
のか、皆一斉に口数が少なくなりました。神聖な
空間の中で、鳥のさえずりや、風の音、ウッド
チップを踏む足音だけが聞こえました。
(有)三英クラフトの星川常務に、江戸時代からこの地
で杉の植林が続けられ、現在、自分達が引き継いで
いるという話を聞きました。森づくりの厳しさと一緒に、
後世に残す使命感や、誇りが感じられたお話でした。
この場所は、時代劇の対決シーンなど、ドラマや
映画の撮影現場に使われることもあるそうです。
話を聞きながら、杉を見上げると負けてしまいそう。
三英クラフトさんと山ゼロ社員たちで、記念に一枚。みんな、とってもいい顔しています。
後ろの杉が、どのくらいの高さかお見せできないのが残念。首が痛くなるほど高い(笑)![]()
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ここで唯一、ちょっとだけ雨が落ちてきました。
遠くの空ではゴロゴロ雷も。
さぁ、急いでバスに戻ろう!小走りに移動も、
楽しかった思い出です。
トトロのワンシーンのような風景。
近道を歩く人達、急いでネコバスに戻ります。
回り道をしたチームは、その風景を見て
トトロの主題歌を歌いながら歩きました。
-----スクーリングで見学した大美輪の大杉見学、いかがでしたか?(参加者アンケートより)-----
・大きい。大きい。大きい。自分の代で完結しない仕事に携わることの意味を考えてしまった。今日、植えた木が280年後まで元気に成長を続け、後世の人々にこうして見上げてもらえたら嬉しいなぁと思いました
・林業についての知識習得ができた、お話を聞いて感慨深くなりました
・音や空気が、普段生活している場所とは違い、とても気持ちよかったです
・大杉も素晴らしかったけど、星川常務の雷にも雨にも動じないで説明をしてくれる姿も勇ましく素晴らしかった
・アニメで見た光景を実体験した感じで、嫌なことも忘れられる癒しをもらいました
・お話を聞いて、木を育てる事の大変さ、1本1本の木にかける愛情が伝わってきました
・ここで木を眺めながら、ゆっくりコーヒーを飲んでみたいです
・上まで見上げるのが結構大変でした、管理している人がいてこそ大杉が成長してきたんだなと実感しました。
・マイナスイオン十分に感じました。今度、家族を連れて来たいと思います
・「木」って、その辺を見れば生えているものだと単純に思っていましたが、あんなに大きく育つまで何百年と生きていて、ちゃんと守っている人がいるんだなと気づきました
・まさに「パワースポット」!!ご利益がありそうです
・大杉からすごいエネルギーを感じました。200年前の人がここで杉を育てていた姿を想像してみました
この後、カムロファームで昼食をとって、第1回開山式は無事終了しました。
次回からは、本格的な森づくり作業が始まります。
別れ際、三英クラフトさんから「次回まで体力づくりもしておいて下さいよ」などと半分冗談、半分本気で見送られ、金山の地を後にしました。
更新日: 2010年06月24日