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絆の森

かねやま絆の森 第1回開山式(金山町の街並み見学)

6月5日の開山式終了後は、スクーリングで金山町の街並み見学を行いました。
「かねやま絆の森」がある山形県金山町は、全国有数の杉の産地であり、「金山杉(かねやますぎ)」は高級住宅建材としてこの土地の名産でもあります。
まずは、活動場所になる地域の事をよく知ろう!と地元の方より街並みを案内していただきました。
地元の木材を使用した街並みの景観は、ちょうど先日、2010年度の都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」を受賞されたばかりでした。

案内は、開山式に来賓いただいた金山町産業課の方が、引き続きガイド役をかって出て下さいました。
背景に見える、白壁に地元の木材を使った、こちらが「金山型」住宅になります。
観光地としてではなく、自分達が住む街並みを守るための「景観づくり100年運動」の話を聞いて、町民の努力で素晴らしい街並みになった事を聞き、参加者がとても感動した様子です。
P1010624.JPGのサムネール画像  P1010630.JPGのサムネール画像 
景観大賞の受賞理由は、街並み景観づくり100年運動で条例の施行や金山型住宅の建築助成など、町独自の景観づくりが高く評価されたこと、また、2009年県内の高校生アンケートでは、金山町の高校生が最も多く「将来も住み続けたい」と回答があったなど、安定した定住性なども評価されました。

金山小学校前の金山大堰。ぜひ全国のたくさんの方に見ていただきたいです。石畳の遊歩道を歩けば、悠々と泳ぐ鯉の群れがゆっくりついてきます。時間がタイムスリップしたようです。
P1010633.JPGのサムネール画像  P1010636.JPGのサムネール画像

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遊歩道の路地に、掛け看板。
「通り抜けできます。 いちやま」

ガイド担当さんが、私達を中へと案内して
くれました。

  

 


鯉に夢中になっていた参加者ですが、今度は通り抜けの路地に興味深々。
P1010640.JPGのサムネール画像   P1010642.JPGのサムネール画像

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三英クラフトさん。
「いちやま」は岸社長の所有であり、自分達にとっては自分の家の庭のようなものです。

「へぇー、こういうのも、よその人が見れば珍しがられるんだなぁ」と参加者の後に続きます。三英さんにとっては新たな発見でしょうか。
 
 
 


中に入ると蔵がギャラリーに。回廊沿いの絵にじっくり見入る姿も。右は、明治時代から岸家代々に伝わる端午の節句の「のぼり」が。大事な宝物を毎年開放して、たくさんの方に見ていただいています。 
P1010644.JPGのサムネール画像  P1010648.JPGのサムネール画像

30分ほどの散策でしたが、金山町がより身近に、愛着ある町へと参加者の心に残ったようです。
その理由は、晴れたのが1%、ガイドを担当して下さった方のお人柄が99%。間違いないです。
金山町役場さんと、新しい絆ができました。ちょっぴり別れ難い雰囲気で名残惜しみながらここでお別れ。
P1010658.JPGのサムネール画像  P1010659.JPGのサムネール画像

-----スクーリングで見学した金山町の街並み見学、いかがでしたか?(参加者アンケートより)-----
・街並みがとてもきれいでした、町の景観と技術を後世に伝えていこうという、行政と住民の意識の高さに驚きました。
・普段気にしていない街並みにも意味があるという、深いものを知りました。話を聞いてみると町に興味が湧いてくるものですね。
・かつて20年ほど前、仕事で金山を担当していましたが、当時より増して景観が良くなっていました。
・山形県に住んでいながら、初めて金山町訪問でした。やっぱり金山型住宅が一番印象に残りました。
・とても落ち着いた町並みで、誰かを連れてきてゆっくり散策してみたいです。
・住宅街なのに、とてもきれいで、ごみひとつ落ちていませんでした。
・ガイドをしていただいた方が、口調が優しくて案内もとても聞きやすかったです。まるで旅行に来ているかのようでした。

いよいよ、第1回活動もクライマックス!次は、大美輪の大杉見学へ移動します。

 

更新日: 2010年06月23日