「かねやま絆の森」の特徴は、活動テーマによって活動場所が変わることが魅力の一つです。
今回のキノコ植菌では、初めて活動を移し、大杉の美林で有名な「金山町大美輪地区」で行いました。10-P1020553-1.jpg 10-P1020550-2.jpg
今回も約30名で作業をします。年度初めの顔合わせということで、各組織より一言ご挨拶をいただきました。
写真右は、昨年から引き続き、株式会社山形丸魚様のご挨拶。今回は3名様でご参加いただきました。

16-R0015150.jpg 所有者の三英クラフト森部長より、本日のキノコ植菌について手順を説明いただきました。
手にとった「ほだ木」にキノコの菌をハンマーで打ち込みます。視界にチラチラ見えている山積みのほだ木が、一同、なんとなーく気になります。
「来年、こういうキノコが収穫できます」と、採れたての「しいたけ」を見せて参加者のテンションを上げる森部長。これには一同、「おぉぅう!」と思わず歓声。この収穫の喜びをイメージすることは重要。作業のモチベーションに大きく影響する事が、後々の作業で分かってきます。

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また、森部長の話は、キノコの一生や、森での生態系におけるキノコの役割についての講義へ続きます。
キノコの母親になるほだ木は、栄養を与え続けて最後に土に還っていくそうです。自然が無駄なく循環して
いくことなどをお聞きしました。
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キノコ植菌への理解が深まり、さて、作業にとりかかる前に、ぼんやりと抱いていた不安を、参加者を代表して
当社の常務が思い切りぶつけてくれました。
「今日の作業って、この木、全部ですか?(全部じゃないですよね)」
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森部長の答えは、「そう、これ全部です!この隣の山も。」
参加者一同、苦笑い。(アハハ、やっぱりね、やるしかないよね)と覚悟を決めて作業開始。

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作業は二人一組で、ほだ木を運び、ドリル穴に詰めた「しいたけ」の種駒をハンマーで打ち、別な場所に組むところまでです。今回使う道具は、「ハンマー」。キノコは菌を打ち込んだところからだけ、生えてくるのだと思っていましたが、実際はほだ木全体にキノコ菌が広がって、いろんな所から出るそうです。
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菌打ちが終わったほだ木を、こちらのスペースに組んでいきます。ここで森部長からの最終チェックが。
「おっと、ここ駒が少し出ているよ」と手直しが入ります。少し食い込むくらい、しっかり穴に埋めないと、空気と
一緒に悪い雑菌がほだ木に入ってしまうからだそうです。菌は、とても繊細なのです。
山形丸魚様、最後の関所を「はい、合格です!」で通過。ホッと笑顔で作業に戻ります。

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今回も、森づくり支援センターさん、最上総合支庁さんが一緒に作業をしてくれました。時折、森の話などをしてコミュニケーションをとって下さっていたようです。また、作業会場は、ハンマーでほだ木を叩く、いろいろな音階の「コンコンコン」の響きの良さが、まるで楽器のよう!自然のコンサートでした。

まもなく前半が終了-。ほだ木が重くて、運ぶ工程が思ったより重労働でした。
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(参加者アンケートより)
—–「森の生態系とキノコ」の説明や、作業をしてみての感想を教えて下さい—–

・想像以上に成長するまで時間が掛かることや、自然が循環していること等、より理解が深まりました。キノコを植えるのも、森の生態系に一役かっていることが良く分かりました。
・1本のほだ木から、上手に育てれば5回もキノコが採れることがあるとは驚きでした!切られた後も、木はそれだけの養分を蓄えているんですね。

・トントントン、トントントン、一心不乱に打って、キツツキになった気分でした。大変だったけど、植えたキノコが食べれらることを考えながらやって楽しかったです。
・森部長からキノコの話を聞いて、植菌作業は食用に「人間の為」って思ってましたが、ちゃんと「自然の為」になってることを知って安心しました。
・『ほだ木』と『キノコ』は、『母』と『子』という言葉が印象に残りました。森部長のお話を聞いて、愛情を込めて植菌作業をすることができました。
・作業自体は難しいものではないため、皆さん最初は「楽しい」と笑顔で話していましたが、だんだんと作業する姿勢に疲労が。後半は、しゃがむのも辛くなり、ほだ木を椅子にしてなんとかしのぎました。

                                     キノコの植菌(その3へ)続きます。